finger signとpalm signというものをご存知でしょうか?
finger signとは疼痛の場所を患者様に示してもらう際、指で疼痛の部位を指し示すことが出来るものをいいます
palm signとは患者様が手のひらで疼痛の部位を表しているものをいいます。
指で疼痛の部位を指し示す場合と手のひらで表している場合でなにが違うのか?
finger signのように、患者様が指で疼痛を訴える場合、その指し示している部位に疼痛の原因組織がある場合が多いのです。
palm signのように、手のひらで疼痛の部位を表している場合は、その部位に原因組織がない場合が多く、神経由来の疼痛が関与している事を表しています。
これだけでも痛む部位を聞く本当の意味がなんとなく分かってきたのではないでしょうか?
と言っても、これだけではなんの組織が痛いのか全く分かりませんね。
これからお伝えする知識は、どこの組織が痛むのか?が分かるようになる知識であり
患者様が「ここが痛いんです」と訴えた瞬間にパッと頭に病態が浮かんでくる
そんな知識をお伝えします。
これを知っているのと知らないのでは、腰痛に対する理解力が全く違ってくると思います。
次回はより腰痛を深く理解する為の知識をお伝えします。