腰痛の評価をする為には、問診がまず評価の初めにくると思います。これは腰痛に限らずどの疾患にも言えることでしょう。
書籍を見ても、問診はページの初めの方に書いてあると思います。
問診の内容としては、いつから痛いか?どのように痛むか?増悪や寛解姿勢は?などなど
本を読むと結構問診で聞くこといっぱいあるなと思うことでしょう。
たしかに問診はすごく大事です。なぜ大事なのかはお分かりでしょうが、問診によってある程度病態を予測することができるため、大事なのです。
しかし、逆に言うと、問診をするには、ある程度病態の知識がないと、なぜそれを聞かなければいけないのかが分かりませんよね。
屈曲で痛い場合は何を考えますか?
伸展で痛い場合は?
手のひらで痛みを表している場合はどのような事が考えられますか?
もしくは指で痛む部位を指している場合は?
これらを表している意味が分かればどのように運動すると痛みますか?どこが痛みますか?など意味のある問診になるでしょう。
しかし、病態が分からなければ、問診は全く意味のないものになってしまうのです。
ですので、書籍には問診の知識は最初に記載されているものが多いと思いますが、問診を勉強するのは、ある程度病態の知識がついてきたらするものだと私は思います。
というより、病態の知識がついてくると、勝手に問診で聞かなければいけない内容が頭に浮かんできます。
ですので、次回は病態の知識を取り入れましょう。