膝の疾患を見るにあたって重要なのは機能解剖学を知ることです。(膝に限らずどの部位にも重要です)
機能解剖学を詳細に知ることは臨床において、評価の質や治療において断然に差があるからです。
例えば、変形性膝関節症の方は膝が変形してるからといって全員が痛みが生じているわけではないのはご存知でしょうか。
また変形が少ない方で訴えている人も臨床ではみかけられます。
その差はなんでしょうか?
簡単に説明すると、軟骨がすり減っても何故痛くないのか考えると
膝軟骨には神経が分布しいていないからです。
では何故痛みを有しているか、それを評価するにあたって機能解剖学が重要になります。
筋・神経・脂肪組織など、どこにどの配置でどう動くのか知っていれば痛みの評価ができます。
また評価においてなぜその整形外科テストをするのか自ずとわかってきます。
自身の手技でどこまで治せるか、見極めるのもできていきます。
次回の記事から膝関節の機能解剖を学んでいきましょう。